2013年11月25日月曜日

小笠原諸島の“新島”出現は、大地震の前触れ!?

小笠原諸島で出現した”新島”が、「大地震の前兆ではないか?」と注目を集めている。


新島は、11月20日16時20分頃、小笠原諸島で海底火山の噴火により出現した。島が現れたのは、東京から約1000Kmのところにある無人島・西之島の南南東500mほどのところで、直径約200mにわたる新たな陸地ができていた。


この新島の出現が、今後、どのような動きにつながっていくのか?地球規模の地震&火山活動に詳しい立命館大学歴史都市防災研究センターの高橋学教授に聞いた。

質問に対する、高橋教授は開口一番の言葉は


東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)はまだ継続中だと考えています」ーだった。


高橋教授は、先の東北の巨大地震から、今回の新島出現までに4つの段階に分けて、解説をする。


まず、その4つの段階とはー以下の通り。


1)太平洋プレートの圧力で北米プレートに割れ目が入り内陸直下型地震が発生する段階(岩手宮城内陸地震)


2)太平洋プレートの圧縮により、北米プレート内のマグマだまりから火山の噴火(今回なし)


3)前震および本震(2013年11月17日の南米・南極間のスコシアプレートでも前日には中規模地震が頻発)



4)アスぺリティ(固着域)の摩擦が少なくなることで太平洋プレートの移動速度が10cm/年が30~40cm/年に早まる


高橋教授は、このように、4つ段階に分けた上で、現在の状況を、4)にあたるとしている。


そして、その4)の段階で、日本列島で起きている現象についてー




a)太平洋プレートがちぎれる→アウターライズ型地震発生(何度か発生。津波も発生。現在進行中。2004年のスマトラ沖地震でも、本格的な同種の地震が2012年に発生)

b)太平洋プレートが一気に潜り込みマグマとなり火山噴出(日本ではまだ起きていないが、八甲田山富士山で兆候あり。M9レベルの地震で火山が爆発していないのは、東北地方太平洋沖地震だけ)

c)内陸直下型地震(千葉や福島第一原発の西側から仙台長町断層を経て北上川)。

d)太平洋プレートと動きの遅い4cm/年のフィリピン海プレートの境界でストレス(富士山・箱根、伊豆小笠原諸島「西ノ島噴火」)


つまり、小笠原諸島の“新島”の誕生は、このd)の現象を指していて、最初の言葉通り、


東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)はまだ継続中だと考えています」

これに帰結するわけだ。


そして、高橋教授がこの理論からすると、気になることが残されているという。


それは、富士山などの火山噴火と、太平洋プレートの影響を受けた南海地震(フィリピン海プレート)と、首都直下など関東圏を直撃する大地震だ。


2つの地震の発生は、先の4つの段階のさらに、次の段階となるが、富士山の火山の噴火は起こってもおかしくない段階に入っているが・・・・


その問いに応えるように、歴史地震にも詳しい木村政昭・琉球大学名誉教授が、最近の雑誌のインタビューで、その解のヒントを与えてくれている。


「たとえば、1707年の宝永地震(M8.4)という3連動型南海トラフ地震が発生した49日後に、富士山が有史後、最大級の被害を及ぼした宝永噴火を起こした」


「しかし現実には、それよりも普遍性を持ち、しかも圧倒的に事例が多いのが大地震に先立つ噴火の例である」


木村名誉教授は力説している。


つまり、「大地震→噴火」よりも、「噴火→大地震」というパターンの方が絶対的に多いというのだ。

いずれにしろ、私たちには、次の火山噴火や大地震発生までに、あまり時間は残されていないようだ。




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