2013年8月9日金曜日

若者の「自殺」が深刻、死因の最多が就職・勤務での悩み



政府が発表した2013年版「自殺対策白書」を読んだ。


白書によると、2012年の全国に自殺者数は前年比2,793人減の2万7,858人となり、1997年以来、15年ぶりに3万人を下回った。



しかし、20代の自殺者数は依然、高い水準が続いているという。


年代別にみると、20歳代で自殺死亡率が上昇傾向にあるのに対し、40歳代以上では低下傾向だった。


特に20代の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)は近年増加傾向にあり、2009年には13.3%だったものが、2011年には24.3%、2012年は22.5%と高い水準が続いている。


20~39歳における死因の第1位は自殺で、国際的にみても、15~34歳の世代で死因の第1位が自殺となっているのは先進7カ国では日本だけ。


また若者の自殺の原因については、2007年以降、「勤務問題」による自殺死亡率が増え続けており、2012年には全年代の中で最も高くなっている。


「勤務問題」以外においても、若者の自殺に多い原因は、「就職の失敗」や「進路に関する悩み」など、いずれも就職問題に関連することだった。


この白書を読んでいたら、若者の就活に関するニュースが入ってきた。




大学を今春卒業した約56万人のうち5.5%にあたる約3万人が就職や進学をせず、その準備もしていないことが、文部科学省の調査で分かったというニュースだ。


大半が「ニート」とみられ、前年の6.0%(約3万3千人)から0.5ポイント減少したものの、依然として高い水準で、ニートや非正規労働者など「安定的な職に就いていない人」は約11万5千人で全体の約20%を占めているという。


こんなことから、あらためて、この国の若者が深刻な状況に置かれていることを思い知った。


自殺を図る若者の弱さを叱責する大人の声も多いようだが、そんなことで、これらの問題が解決できるとでも思っているのだろうか?


若者は肌で、この国の嫌さを感じている。


賃金高や、不況という理由で、就職口減らされる一方で、就職ができたとしても、ブラック企業といわれるような会社では、奴隷のように長時間労働を強いられる。


「終身雇用はもう時代に合わない」といった勝手な理由で、将来の希望は絶たれ、車や家をもつことさえ、夢のまた、夢。


グローバル化に勝ち抜かなければならないといわれ、「英語は必須」だとうそぶかれる。


回し車のハムスターのように、とめどなく、仕事に追われる人生が待っている。


そんな現実をだれが、「YES」といえようか?


でも、もう自分を卑下する必要ない。


あなたたち、若者はけして、悪くはない。そして、恥じることなどまったくないのだ。


就職ができなくたって、何も困りはしない。嫌な会社を辞めてたって、だれにも迷惑はかけやしない。


自分たちで責任をとろうとしない、今の大人たちに、若者を責める権利など、ちっともないからだ。


原発しかり、年金しかり、米軍基地しかり・・・、どれも今まで、だれも大人たちは責任をとってこなかった。


自分たちができなかった、「あれやこれや」の始末を、若者に押し付ける気でいる。


いいかえれば、自分たちで自由に動かすことができる人形がほしいだけだ。


だから、若者は生きづらく、疲れ、自殺に走ってしまう。


だけど、一言だけ、あなたたち、若者にいいたい。


これからは、まちがいなくあなたたちの時代だ。


なぜなら、未来を生きるのは、いまの若者にきまっている。けして年いった、いまの大人たちではないからだ。


だから、少しづつでよいから、この国を自分たちが生きやすいように、変えていこう。


それには、ちょっとした勇気がいる。いますぐ、銃をもって、革命を起こせというのではない。


自分の身近な、不満や、疑問に、「NO」の意志を示してみよう。そして、自分が正しいと思う道に一歩、踏み出してみよう。


きっと、その道で、多くの友人に出会うはず。少しづつ、勇気がもてるはず。そして、何より希望がみえるはず。


その一歩が、かならず「明日」を変える!

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