2013年5月11日土曜日

福島県沖で大地震発生の危険な兆候

あまりに地震発生の関するブログの反響が大きいので、今回も発生の危険性のある大地震について取り上げる。


南海地震とともに、いま発生が危ぶまれている大地震に福島県沖の地震がある。


「東北の地震はもう起きたんだから、2度は続いてはこないよ」という方もいるかもしれないが、事実は違う。

東海大学海洋研究所地震予知研究センター長の長尾年恭教授(地震電磁気学)はなんと、数か月以内にも、福島県沖で『アウターライズ型』と呼ばれる、津波を伴う地震が起きる可能性があると警告しているのだ。


長尾氏は、東大大学院で地震予知を研究し、予知で実績のあるギリシャ・アテネ大で共同研究に取り組むなどその道のプロだ。


現在の福島県沖の状況について「不気味な小康状態が続いている。巨大地震がくる前の『嵐の前の静けさ』のようだ」とたとえる。


長尾氏は、M7以上の巨大地震などを予測するため、各地のデータを分析。列島地下の地震活動の分布を天気図に見立て、独自に「地下天気図」を作成している。地震の直前に共通してみられる兆候をとらえ、「低気圧」に置き換えて予知を試みている。


氏の言葉を借りれば、「巨大地震が起きる前、その地域で日常的に起きている小さな地震が急に減少する。こうした傾向を低気圧にたとえる。つまり、『地下天気図』で低気圧が発達することは、巨大地震発生の確率が高まっているということだ」と解説する。


それがまさに現在の福島県沖の状況なのだ。


実際、地震の数は減少している。下記のグラフをみてもらいたい。気象庁作成の東北周辺で起きたM4以上の地震の発生回数を県別で表している。


各地域とも同じ傾向を示しているが、特に顕著なのが赤色の福島県だ。3・11以降、月平均50~100回ほどあった地震が現在は10回にもみたいない状況が続いている。


長尾氏の理論を簡単に説明すると、地下で生じたひずみは、繰り返す小地震で少しずつエネルギーを解放させていて、その現象が止んで地震の「静穏期」に入ると、どんどんエネルギーがため込まれ、やがて大地震となって一気に解放される。つまり、現在の福島県沖の状況を示すというわけだ。


ここでもうひとつ説明しなければならないのが「アウターライズ型地震」だ。




東北太平洋側にある太平洋プレートは、陸側の北米プレートに対して日本海溝で沈み込んでいるが、急激に滑ってずれると地震となる。プレート境界面の浅いところが滑った場合、太平洋プレートに引っ張られる力がかかって亀裂が入り、海溝の外側が隆起することがある。このときに起きるのがアウターライズ型地震だ。


長尾氏は「『明治三陸』の大地震がアウターライズ型地震の『昭和三陸』を誘発したように、3・11の大震災がM7級のアウターライズを誘発する可能性はあると指摘する。


もし、このアウターライズ型の地震が起きれば、再び10メートルを超える津波が福島原発を襲うことになる。


もし、そうなれば、炉心の状況すらつかめていていない今のFUKU1を見る限り、再び「悪夢の扉」が開くことは間違いなさそうだ。





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