2013年4月26日金曜日

使用済み核燃料の貯蔵を電力消費地でも!

原発問題に関心のある人にとっては、興味あるニュースが入ってきた。

 全国最多の14基の原子力発電所を抱える福井県の西川一誠知事が25日の定例記者会見で、原発の使用済み核燃料について「電力消費地でも火力発電所の敷地内などでの貯蔵を真剣に考えるべきだ」と述べ、近畿地方の都市に中間貯蔵施設を設けるよう求めたという。

 これは福島第一原発の事故が発生後も多く語られてきたテーマだが、原発をつくる地域(福島、福井など)と実際に消費する地域(東京、大阪など)が離れていることに由来する。

 元々、「安全、安全」とうたってきた原発であるならば、どうして、消費地自体に建てないのか?ー昔からいわれてきた素朴な原発への疑問だ。


西川知事はこうした正論を踏まえ、近隣自治体へも、「危険の公平な負担」を訴えた。


 対する関西の首長たちの反応はさまざまだ。

 大阪市の橋下徹市長は、「大阪で引き受ける必要はあると思う。ただ、安全性がわからない。基
地問題と同じで専門家で議論してもらわないと」と述べ、条件付きで受け入れる可能性を示唆した。

また、滋賀県の嘉田由紀子知事は「消費地は原発にしてほしいとは言っていないし、権限もない。結果として出た厄介者をどうにかしろというのは筋が違う」と受け入れに反対した。


経済産業省によると、3月末現在、全国の原発敷地内に貯蔵された使用済み核燃料は約1万4350トンで、全国の貯蔵可能量の7割弱に達している。このうち福井県内の貯蔵量は4分の1の約3550トンに上るという。

<使用済み核燃料>

原子炉で使用された後の燃料棒である。ウラン・プルトニウムを大量に含む高レベル放射性廃棄物である。一般的には原子炉で使用された後、冷却するために原子力発電所内にある貯蔵プールで3年~5年ほど保管される。その後、核燃料サイクルに用いるために再処理工場に輸送されて処理が行われるか、高レベル放射性廃棄物処理場での長期保管が行われる。(ウィキペディア)


「使用済み」と記載されているが、これもりっぱな核燃料だ。核兵器にも転用される可能性もあり、大変危険なものだ。

福島の事故の際には、停止中だった4号機の使用済み核燃料のプール近くで爆発が起こり、もし、中の燃料が外に漏れでることになれば、東京都民も巻き込む大災害となるところだった(実はこの状態は現在も続いている)。

はたして、こうした危険なものを東京や大阪の市民は引き受けることになるだろうか?

原発再稼動が間近に迫る中、こうしたアンチテーゼは、もう一度、原発を考えるいい機会になる。

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