2013年4月11日木曜日

新しいメディアの芽生え!?

弱体化していくメディアの中で、ジャーナリストの端くれとして、日々その生き残り策を探っているが、少し希望の灯りをみるような記事を見つけたので報告する。

その記事は、「わずか8日間で1億3,000万円を調達! クラウドファンディングから生まれる新しいデジタルジャーナリズム」(現代ビジネス:松岡 由希子)<http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35400>だ。

ウィキペリア
クラウドファンディング(英語:crowd funding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。


概要は、オランダで生まれたオンラインジャーナルが、わずか8日間で100万ユーロ(約1・3億円)を調達したというものだ。

その手法も従来の広告収益モデルに頼らず、クラウドファンディングを通じて集金したというのだ。

そして注目なのが内容で、日々、膨大な量のニュースが次々と発信され、瞬時に消費されていく、現代の「ファスト・ジャーナリズム」ではなく、背景にあるコンテキスト(文脈)を重視する「スロー・ジャーナリズム」を志向しているのが特徴だという。

このケースが今後、成功していくならば、ジャーナリズムを続けていくものにとっては、かなりの朗報だ。

いうまでもなく、日本のジャーナリズムのお先は真っ暗で、これまでも書いてきたように、商業ジャーナリズムが、横行している。

日本のジャーナリズムの主流は、新聞でもテレビでもそれこそ「ファスト・ジャーナリズム」が幅をきかせすぎて、コンテキストまで迫られていないことだ。だから、どれも同じようなニュースが報道されている。

ただ、問題点も予想される。日本では、特に企業によるスポンサー料で多くの収益をまかなっているメディアが一般的だ。つまり無料でニュースをみることになれているメディアの読者や視聴者(もしくは団体や企業)が、そうしたニューメディアに出資するかだ。

昨今の経済の悪化で、欧米でも、記者が職をなくすケースが増えている。その結果、何が起こっているのか?-ジャーナリズムの衰退だ。

話は飛ぶが、多くの日本人は、ジャーナリズムの衰退など起こっていないと考えているだろうが、いま、世界中のメディアで深刻な事態なっている。

「毎日のように、テレビニュースが流れ、新聞だって届いているじゃないか」
それは上記の記事にあるように、「ファスト・ジャーナリズム」のことだ。

起こっているニュースがどうやって発生し、その背景は何で、私たちの生活にどう影響する・・・などなどが、「スロージャーナリズム」なのだ。

そう考えると、金だけの問題ではないことを忘れていた。「スロー・ジャーナリズム」の原稿を書ける記者が日本にどれほどいるのか・・・これもかなり深刻な問題だ!

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