2013年4月2日火曜日

ふくしま集団疎開裁判


今日は私が原発事故以来、関わってきている裁判について書いてみたいと思う。

みなさんは「ふくしま集団疎開裁判」を知っているだろうか?


 福島原発事故の放射能被曝による健康被害を懸念した郡山市の小中学生14人と保護者たちが 集団疎開を求めて裁判を起こしている裁判で、仙台高裁で現在、抗告審が続いている。
 裁判は原告側が2011年6月に郡山市を相手取り、福島地裁郡山支部に仮処分申請して始まった。 1年8カ月にわたる「異例」の長期裁判を経て、近く結論が出るとみられている。



そして、その裁判の判決が迫っていると、支援を求め、きょう知人の弁護士がメール送ってきた。

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疎開裁判は今年1月21日に審理を終り、判決は、弁護団の予測では遅くとも
3月末までには間違いなく出る(なおかつ出すなら休みの前日の金曜日に出
す)ということで、3月最後の先週金曜日、緊張のなか待機しましたが、とう
とう出ませんでした。

志賀原発差止判決を書いた裁判長で、裁判官経験30年以上のベテランの弁護
団の井戸謙一さんも「予測が完全にはずれた。通常では予測できないことが起
きているとしか思えない」と驚愕するような異例の展開となりました。

私の読みでは、判決が出ない最大の理由は3人の裁判官の合議が一致しなくな
ったから、ズバリ言えば裁判長の見解に、左右の2人の裁判官が異を唱えるに
至ったからです。

狡猾な裁判長なら、そこで、自分と反対意見の左右裁判官が異動するのを待っ
て、新任の裁判官を口説き落として却下判決を下すでしょう。
それを確認するため、本日、裁判所に確かめたところ、結果は「裁判官全員異
動はない」でした。
つまり、引き続き、裁判所内部で裁判長と2人の裁判官の間で対立状態、一種
の内部抗争状態が続くことになります。

当初は裁判所内部で「訴え却下」で結論が一致していた筈なのに、それがここ
まで抵抗勢力が力をつけるに至ったのは、「福島の子ども達を救え」という市
民の声が大きくなり、抵抗勢力を励ましたからです。

これに、原子力ムラの主たちが青筋を立てて激怒し、秩序回復のための行動に
出ることは明らかです。

今こそ、子ども達の命を支持する若い裁判官たちの背中を押して支える必要が
あります!

そのため、先日スタートした以下の「判決前夜アクション」に、文字でも映像
でもいいのでメッセージを寄せてもらうように、ドイツに滞在中の山本太郎さ
んとか、至るところでお願いしています。
(日本語版)
http://www.fukushima-sokai.net/action/opinion.php

(英語版)
http://www.fukushima-sokai.net/action/opinion-e.php

この決定的な重要な瞬間に、是非、皆さんにも、一人でも多くの方に、「判決
前夜アクション」に疎開裁判を支持する声を寄せ、原子力ムラその他からの圧
力に体を張って抵抗している裁判官たちを勇気づけ、励ましてくださるよう、
切にお願い申し上げます。

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この裁判は、2つの意味で重要な意味をもっている。

ひとつは、公判の中で、原告側が「福島の子供たちはチェルノブイリより危険である」ことを訴え、「今後、甲状腺がんの激増」を指摘していることだ。

そして2つ目が、上記にふれられているように、裁判官同士の意見の違いの問題だ。これは今後も原発を推進しようとする中央の声を受けた年配の裁判官と、子供たちの命を守ろうとする若い裁判官との対立で、将来の日本の原発行政をうらなうものだ。

ほとんどの大マスコミでは取り上げられていないが、震災後、注目されなければならない裁判のひとつである。
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