2013年3月29日金曜日

日本の空気



先日、気になるニュースを目にした。

3月27日、兵庫県小野市議会にて「福祉給付制度適正化条例」が可決され、4月1日から施行されることになったというものだ。

別名「パチンコ通報条例」とも呼ばれる条例で、簡単にいえば、生活保護を受けている人を市民を挙げて監視しようというものだ。

生活保護費の使い道に、議論のあるのは理解できるが、それを、江戸時代ではあるまいし、市民に「密告」させて監視しようというのは、私は賛成できない。

これまで多くの作家などが指摘してきていることだが、まさにこれは「日本の空気」の世界だ。

日本人のなかで、長い間、つちかわれきた「他人の目」だ。

もちろん、人が暴力を受けているのを、見て見ぬふりをしろというのではない。生活保護をギャンブルに使っていいかどうかは、あくまでも個人のモラルの問題だ。もし、友人にそういうことをする人物がいるならば、私も忠告するだろう。
しかし、市に通報して、取り締まってもろうという感覚はない。

この「他人の目」がどれほど、日本の歴史の中で陰湿な空気を作ってきたことか?

過去に全体主義をかかげて、戦争に突入したことと、この条例は無関係といえるだろうか?
人気ブログランキング

0 件のコメント:

コメントを投稿